資金調達の方法

高齢者施設の運営など介護事業を開業する場合、充分な資金を調達した上で事業へのぞむことが最重要です。ここでは、介護事業を始めるに当たって考えるべき資金調達の方法などについて解説します。

介護事業の開業にはどのような費用がかかるのか?

介護事業をスタートさせるためには、介護サービスの事業種によって違いがあるものの、まとまった資金が必要になります。

例えば、スタッフが利用者の自宅へ訪問してサービスを提供する介護事業の場合、スタッフがサービスを提供する上で使う備品の購入費などがかかるでしょう。福祉用具のリースや販売を専門に扱う事業では、商品の仕入れや配達費用、また製品を展示・案内するための事務所店舗の取得費や改装費がかかります。

さらに、デイサービスのように利用者が日帰りで通所する介護事業の場合、専用施設の建築費や改装費、送迎車輌の取得費や設備機器の導入費といった開業資金が必要です。

その他、全ての事業者に共通して、法人の設立費用や指定申請手数料、求人広告費、スタッフの人件費、保険料や税金などがかかります。

具体的な費用の総額は、事業の種別や施設・サービスの規模、既存物件や土地の有無、事業の経営方針といった様々な面によって変動しますが、それでも数百万~数千万円の開業資金がかかることは想定しなければなりません。

また、デイサービスなどでは利用者へサービスを提供しても、すぐに報酬が収益として支払われないため、開業してから最低でも3ヶ月間ほどは無収入で事業を安定継続できるだけの運転資金を用意しておくことが必要です。

資金調達の方法

介護事業をスタートさせる上で、充分な資金を確保しておくことは最低条件です。そこで、まずは自分にとってベストな資金調達の方法を考えることが欠かせません。

自己資金や親族間からの借金でまかなう

どのような事業であれ、すでに企業を経営している人や、かなり資産に余裕のある人であれば、自己資金を投じて新事業を始めたり、新しく会社を起業するすることも可能でしょう。 また、親族からお金を貸してもらったり、親族に出資者や役員として参加してもらうことも一つの方法です。

自己資金で全額をまかなう最大のメリットは、資金を返済する必要がないということです。親族からの借金であれば特別に相談することができるかも知れませんが、原則として銀行や信用金庫などから資金を融資してもらった場合は、契約内容に応じた利息を支払わなければなりません。

そして開業資金が多くなったり、返済期間が長くなったりするほど、支払う利息も高額になり、ランニングコストとして経営に影響してくるようになります。

しかし、一方でデイサービスなど介護事業の開業には相当な費用がかかります。もしも無理をして自己資金でまかなおうとし、充分な設備や備品をそろえられなければ、結果的にサービスの質が低下して利用者が集まらず、事業そのものの存続が危ぶまれてしまうでしょう。

金融機関から融資を受ける

介護事業の開業に当たって融資を受けようと考えると、銀行や信用金庫といった民間金融機関や、日本政策金融公庫といった政府系金融機関を選択することが一般的です。

もしも、すでに良好な取引実績のある地元銀行や信用金庫であれば、資産状況を把握されている上、信用もあるため、融資審査が通りやすくなるかも知れません。ただし、金融機関からの融資では返済時に利息を上乗せして支払う必要があることに加え、借入に際して担保が必要です。

金融機関によっては担保なしで融資を依頼することも可能ですが、無担保の場合は利率が高めに設定されるため、注意しなければなりません。

また、完全に新しく事業をスタートさせる場合、信用や実績がないため民間金融機関では融資審査が厳しくなってしまうこともあります。そこで、政府が100%出資する日本政策金融公庫といった政府系金融機関を検討することもおすすめです。

しかし、日本政策金融公庫の創業融資であっても融資審査が必要なことに変わりなく、しっかりとした事業計画書や収支計画書を用意することが絶対条件です。

なお、金融機関からの融資を受ける場合でも、ある程度の自己資金を用意できていればそれだけ融資審査が有利になるため、自分にとって都合の良いバランスを見極めるようにしましょう。

介護事業向けの助成金

介護事業では、国や地方自治体から補助金や助成金を受け取れることがあります。

助成金制度は融資と異なり返済義務がありません。そのため、利用できるのであればぜひとも利用していきたい制度です。ただし、助成金を受給するには様々な条件や上限額の設定があるので、助成金だけで開業資金の全額をまかなうことはできません。

とはいえ、助成金を受け取れるということは経済的にメリットがあるだけでなく、行政の定める基準を満たしている証でもあり、融資審査でもプラスに働くことが考えられます。

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