このページでは有料老人ホームの中でも介護付きと住宅型とで、特徴や各種データの違いについて説明します。
有料老人ホームの中でも、施設内で介護サービスを提供できるのが介護付き有料老人ホーム。そのため、都道府県知事などによる特定施設入居者生活介護の指定を受ける必要があります。
設立は行政の公募に基づくため、周辺エリアで過当競争となるリスクが小さいのは事業運営のメリットになるでしょう。
同じ有料老人ホームというジャンルの施設であっても、住宅型有料老人ホームは生活相談サポートがメインで、介護サービスは外部事業者のものを利用することになります。
逆に言えば、高齢者にとってリクレーションが楽しめる点や設備が充実している点などがセールスポイントとなります。
都道府県への届出は行ないますが、許可や認可と違って行政側も拒否するようなものではありません。
介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームについて、マーケティングやスペックに関するデータを比較表にまとめてみました。
介護付き有料老人ホーム | 住宅型有料老人ホーム | |
---|---|---|
ホーム数 | 3,308件 | 5,100件 |
定員数 | 203,914人 | 143,466人 |
居室状況 | 平均61.4室 | 平均26.9室 |
最低個室面積 | 床面積13平方メートル以上 | 床面積13平方メートル以上 |
引用元/平成25年度老人保健健康増進等事業『有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究』
『有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究』
http://www.yurokyo.or.jp/investigate/pdf/report_h25_01_02.pdf
公益社団法人全国有料老人ホーム協会が2014年3月に公表した調査報告書によると、高齢者施設に対するアンケート調査に基づいた入居率が掲載されています。その中から介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの入居率をピックアップしてみましょう。
あくまでひとつのデータではありますが、入居率の高い介護付き有料老人ホームのほうが受給バランスが良い傾向と言えそうです。
引用元/公益社団法人全国有料老人ホーム協会『有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究』
http://www.yurokyo.or.jp/investigate/pdf/report_h25_01_02.pdf