このページでは高収益も期待できる商業施設という土地活用について検証、高齢者施設との比較もしてみました。
ここでいう商業施設による土地活用は、いわゆるフランチャイズ経営は除外します。あくまで土地オーナーとしてテナントに事業用定期借地を貸すか、施設を建ててリースバックする一括借上契約を締結するか、この二択となります。
同じ土地面積であれば住宅よりも高収益が見込めるのが商業施設で、うまくいけば10~20%といった高利回りも期待できます。
全国展開する各種チェーン店などは周辺マーケティングを徹底した上で用地を選定するので、そもそも条件に合う立地でないと好条件のテナントから候補地としては選ばれません。
商業施設による土地活用のメリットとデメリットを整理、高齢者施設による土地活用と比較することで検討してみてください。
商業施設による土地活用でしっかりとした収益が見込めるのは、主に以下の要件に該当するケースです。
都市部なら駅近だけでなくジャンルによっては住宅街でもニーズが見込める土地活用。地方でも車で利用しやすい立地なら、テナントも期待できます。つまり、いずれにしてもエンドユーザーにとって利便性のよい好立地であることが必須要件。また、好立地だからこそ、周辺ではテナント同士の競合も起きるリスクが十分あります。
その点、立地はやや不利でも地域での需要が高い高齢者施設なら、リスクを抑えつつ継続的に収益を上げていくことも期待できます。